概要

  • 生年月日:1969年3月18日
  • 没年月日:1973年6月25日(5歳没・現在表記では4歳)
  • 性別:牡
  • 毛色:栗毛
  • 父:テューダーペリオッド
  • 母:オイカゼ
  • 母父:ソロナウェー
  • 生産者:へいはた牧場
  • 馬主:(株)ホースタジマ
  • 調教師:坂口正二(栗東)
  • 全戦績:20戦 8勝
  • 主な勝ち鞍:宝塚記念/京都記念/阪神大賞典

成績

開催日 競馬場 競走名 距離 馬場
状態
着順 人気 頭数 タイム 騎手 斤量 馬体重 勝ち馬
(2着馬)
1971/11/14 京都 3歳新馬 芝・1200 4 3 14 1:13.6 吉岡八郎 53 428 シュンサクオーザ
1971/11/27 京都 3歳新馬 芝・1200 2 4 11 1:12.2 吉岡八郎 53 420 リュウボーイ
1971/12/18 阪神 3歳未勝利 芝・1400 3 1 14 1:24.4 吉岡八郎 53 426 ミルフォードオー
1972/1/4 京都 4歳未勝利 ダ・1400 1 1 18 1:27.6 吉岡八郎 54 422 (ニホンピロエミー)
1972/1/22 京都 白梅賞(200万下) 芝・1600 稍重 1 2 11 1:40.7 吉岡八郎 54 418 (ニツセキタリヤー)
1972/2/13 京都 飛梅賞(400万下) 芝・1600 3 3 9 1:42.9 吉岡八郎 54 418 ニツセキタリヤー
1972/2/27 阪神 春蘭賞(500万下) 芝・1600 1 2 8 1:41.4 吉岡八郎 54 420 (ヤマニンホメロス)
1972/3/19 阪神 4歳ステークス 芝・1900 稍重 3 2 9 2:00.1 吉岡八郎 55 414 ユーモンド
1972/4/9 阪神 毎日杯 芝・2000 不良 9 4 12 2:13.5 松本善登 55 412 ユーモンド
1972/5/5 京都 京都4歳特別 芝・2000 3 5 13 2:08.3 吉岡八郎 55 410 マサイチモンジ
1972/10/28 京都 4歳以上700万下 芝・1900 稍重 1 2 12 1:57.8 吉岡八郎 54 424 (ヒデツカサ)
1972/11/25 京都 4歳以上/オープン 芝・1600 1 1 8 1:37.4 吉岡八郎 54 426 (ダテテンリュウ)
1972/12/24 阪神 阪神大賞典 芝・3100 不良 1 5 11 3:27.7 吉岡八郎 52 434 (ヤマニンウエーブ)
1973/1/21 京都 日経新春杯 芝・2400 6 1 13 2:34.2 吉岡八郎 55 432 ユーモンド
1973/2/11 京都 京都記念 芝・2400 1 1 9 2:28.6 田島良保 55 434 (ニホンピロムーテー)
1973/3/11 阪神 大阪杯 芝・2000 2 2 10 2:02.7 田島良保 57 434 ニホンピロムーテー
1973/4/8 阪神 5歳以上/オープン 芝・2000 2 1 7 2:01.7 押田年郎 57 432 メトロオーカン
1973/4/29 京都 天皇賞・春 芝・3200 8 5 15 3:26.2 田島良保 58 432 タイテエム
1973/6/3 阪神 宝塚記念 芝・2200 1 4 8 2:12.7
レコード
田島良保 55 432 (タイテエム)
1973/6/24 中京 高松宮杯 芝・2000 競走
中止
2 10 田島良保 57 432 タケデンバード

距離別成績

距離 戦数 1着 2着 3着 着外 連対率
1400m未満 2 0 1 0 1 0.500
1400~1900m 5 3 0 2 0 0.600
1400~1900m(ダート) 1 1 0 0 0 1.000
1900~2200m 7 1 2 2 2 0.429
2200~2800m 3 2 0 0 1 0.667
2800m以上 2 1 0 0 1 0.500

競馬場別成績

競馬場 戦数 1着 2着 3着 着外 連対率
中京 1 0 0 0 1 0.000
京都 11 5 1 2 5 0.545
阪神 8 3 2 2 1 0.625

5代血統表

テューダーペリオッド
1957 栃栗
Owen Tudor Hyperion Gainsborough Bayardo
Rosedrop
Selene Chaucer
Serenissima
Mary Tudor Pharos Phalaris
Scapa Flow
Anna Bolena Teddy
Queen Elizabeth
Cornice Epigram Son-in-Law Dark Ronald
Mother-in-Law
Flying Sally Flying Orb
Salamandra
Cordon Coronach Hurry On
Wet Kiss
Miss Brenda Righ Mor
Mount Brend
オイカゼ
1962 栗
ソロナウェー Solferino Fairway Phalaris
Scapa Flow
Sol Speranza Ballyferis
Sunbridge
Anyway Grand Glacier Grand Parade
Glaspia
The Widow Murphy Pomme-de-Terre
Waterwitch
ウンザン クモハタ トウルヌソル Gainsborough
Soliste
星旗 Gnome
Tuscan Maiden
白玲 レヴューオーダー Grand Parade
Accurate
第三シルバーバットン ブレアーモアー
シルバーバットン

こぼれ話

4歳(現在表記では3歳)まで、オープン戦と条件戦を行ったり来たりという日々が続きましたが、4歳の暮れに阪神大賞典を勝利。

そして、翌年には宝塚記念をレコード勝ちしました。

阪神大賞典ではヤマニンウエーブ、宝塚記念ではタイテエムを下し、いずれも天皇賞の勝ち馬であることから、「天皇賞馬キラー」という異名もあります。

宝塚記念を勝利し、この年の秋の天皇賞の関西の最大のホープでしたが…

高松宮杯でまさかの骨折で競走中止。

予後不良と診断されました。

このレースは私は観ていないのですが、鞍上の田島良保騎手が宙に舞って地面に叩きつけられ、ハマノパレードはもがき苦しんで、とても痛ましい光景だったそうです。

さらに、予後不良と診断されたものの安楽死処分がなされず、屠殺場へ送られて馬肉として売り出されたという疑惑が報道で明らかにされました。

これをきっかけに、現在の安楽死システムが整備されていったとされています。

田島良保騎手は、自身が騎乗した馬のなかで最強馬であったと語っており、タラればの話になりますが、レースでの事故がなければその後の活躍は計り知れず、歴史に名を残す名馬となっていたかもしれません。

本当に残念で仕方ありませんね。