概要
- 競馬場:中京競馬場
- 発走日時:1996年5月19日(日)15時40分
- 距離:1200m
- 天気:晴
- 馬場状態:芝・良
- 優勝馬:フラワーパーク
全着順
※馬齢は全て現在の表記で統一しています。
着順 | 枠番 | 馬番 | 馬名 | 性齢 | 人気 | 斤量 | 騎手 | タイム | 着差 | 上がり (推定) |
馬体重 (増減) |
調教師 | 馬主 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 7 | 10 | フラワーパーク | 牝4 | 3 | 55 | 田原成貴 | 1:07.4 | (レコード) | 34.1 | 468 (0) |
松元省一 (栗東) |
吉田勝己 |
2 | 8 | 13 | ビコーペガサス | 牡5 | 4 | 57 | 横山典弘 | 1:07.8 | 2 1/2 | 34.2 | 432 (+2) |
柳田次男 (栗東) |
レジェンド |
3 | 5 | 7 | ヒシアケボノ | 牡4 | 1 | 57 | 角田晃一 | 1:08.0 | 1 | 34.6 | 560 (+4) |
佐山優 (栗東) |
阿部雅一郎 |
4 | 4 | 5 | ナリタブライアン | 牡5 | 2 | 57 | 武豊 | 1:08.2 | 1 1/4 | 34.2 | 478 (0) |
大久保正陽 (栗東) |
山路秀則 |
5 | 8 | 8 | フジノマッケンオー | 牡5 | 6 | 57 | 藤田伸二 | 1:08.5 | 1 3/4 | 34.7 | 502 (+4) |
中村好夫 (栗東) |
中村寛俊 |
6 | 7 | 11 | ドージマムテキ | 牡6 | 5 | 57 | 柴田善臣 | 1:08.6 | 1/2 | 34.8 | 500 (+6) |
森秀行 (栗東) |
堂島和夫 |
7 | 8 | 9 | ノーブルグラス | 牝5 | 7 | 55 | M.ロバーツ | 1:08.6 | アタマ | 34.6 | 430 (-10) |
上原博之 (美浦) |
芳賀満男 |
8 | 2 | 2 | トーワウィナー | 牡6 | 8 | 57 | 河内洋 | 1:08.7 | クビ | 35.0 | 524 (+2) |
佐山優 (栗東) |
斉藤一郎 |
9 | 4 | 4 | エイユーギャル | 牝4 | 12 | 55 | 四位洋文 | 1:08.7 | ハナ | 35.0 | 470 (+4) |
古川平 (栗東) |
笹部義則 |
10 | 1 | 1 | イサミサクラ | 牝4 | 13 | 55 | 佐藤哲三 | 1:08.7 | クビ | 34.4 | 440 (0) |
領家政蔵 (栗東) |
前田哲郎 |
11 | 8 | 12 | スリーコース | 牝5 | 10 | 55 | 芹沢純一 | 1:08.9 | 1 1/4 | 35.8 | 476 (+2) |
橋本寿正 (栗東) |
永井商事 |
12 | 3 | 3 | メイショウサムライ | 牡5 | 9 | 57 | 松永昌博 | 1:09.2 | 1 3/4 | 35.2 | 480 (+2) |
武邦彦 (栗東) |
松本好雄 |
13 | 5 | 6 | エイシンミズリー | 牡5 | 11 | 57 | 南井克巳 | 1:09.3 | 1/2 | 35.0 | 486 (+4) |
湯浅三郎 (栗東) |
平井豊光 |
払戻金詳細
単勝 | 10 | 560円 | 3番人気 |
複勝 | 10 | 150円 | 2番人気 |
13 | 160円 | 3番人気 | |
7 | 110円 | 1番人気 | |
枠連 | 7-8 | 920円 | 4番人気 |
馬連 | 10-13 | 1,540円 | 5番人気 |
備考
この年より、1200mのスプリントG1レースに様変わりしました。
注目は何と言っても、復活の気配を見せていた一昨年のクラシック3冠馬・ナリタブライアンが参戦したことですね。
3冠馬がスプリント戦に挑戦するのは異例のこと。
1番人気は、前年のスプリンターズステークスの覇者・ヒシアケボノに譲りましたが、ナリタブライアンは2番人気に支持されました。
ナリタブライアンは後方からレースを進め、直線に入ってもかなり後ろの位置取りとなり、前をとらえるのは難しい状況に陥ります。
直線半ばで、懸命に追いあげますが、結局4着に敗れました。
優勝したのは、3番人気のフラワーパーク。
2番手を追走し、4コーナー手前で一気に先頭に立つと、直線でも後続をグングン引き離していきます。
その脚色は衰えることなく、2着のビコーペガサスを2馬身半突き放して、完勝しました。
勝ちタイムも、1分7秒4のコースレコードを記録。
重賞2勝目にして、G1初制覇を果たしました。
さて、例のごとく、余談となりますが。
まず、中京競馬場でG1が新設されたことに対し、私の友人の一人は、「あ~、中京にG1ができるんよ?どう思う?」と、複雑な心境のようでした。
今でこそ、特に違和感はないかもしれませんが、当時は、かなり大胆なことをしたなぁという印象があります。
それまでの中央競馬の歴史を大きく変えた出来事でしたからね。
そして、もう1つ、複雑な気持ちになるのは、やはり、ナリタブライアンの参戦ですね。
うちの友人の一人が、「1200mを走るのは、函館3歳ステークス以来らしいね」と、つぶやいていたのを覚えています。
正直、この年に新設されたG1でも、1200mを走るのはどうなのかな?と疑問に思った部分はあります。
まあ、確かに、盛り上がりはしましたけど…
ですが、結局、ナリタブライアンは屈腱炎を起こして、このレースを最後に引退になってしまったわけです。
当時、かなりの賛否両論が起こりましたが、そりゃあ、仕方ないわなぁという印象でした。
ずぶの素人の私には、ナリタブライアンの出走の是非については、分かりませんけどね。
ただ、いち競馬ファンとしては、1200mのG1を勝ったナリタブライアンを見ても、あまり感激はしないなぁという気持ちを抱いていましたね。