概要

  • 競馬場:中山競馬場
  • 発走日時:1977年12月18日(日)15時10分
  • 距離:2500m
  • 天気:晴
  • 馬場状態:芝・良
  • 優勝馬:テンポイント

全着順

※馬齢は全て現在の表記で統一しています。

着順 枠番 馬番 馬名 性齢 人気 斤量 騎手 タイム 着差 調教師 馬主
1 3 3 テンポイント 牡4 1 56 鹿戸明 2:35.4 小川佐助
(栗東)
高田久成
2 1 1 トウショウボーイ 牡4 2 56 武邦彦 2:35.5 3/4 保田隆芳
(東京)
トウショウ産業
株式会社
3 6 6 グリーングラス 牡4 4 56 嶋田功 2:35.6 1/2 中野隆良
(中山)
半沢吉四郎
4 5 5 プレストウコウ 牡3 3 54 郷原洋行 2:36.6 6 加藤朝治郎
(中山)
渡辺喜八郎
5 2 2 トウフクセダン 牡4 7 56 宮田仁 2:37.2 3 1/2 大久保末吉
(東京)
井上芳春
6 4 4 シンストーム 牡6 6 55 横山富雄 2:37.4 1 1/2 尾形藤吉
(東京)
株式会社
アイ・ケイ・テイ
・オーナーズ
7 7 7 スピリットスワプス 牡4 8 56 中野栄治 2:37.4 アタマ 荒木静雄
(東京)
ローヤル株式会社
8 8 8 メグロモガミ 牡3 5 54 東信二 2:37.4 ハナ 境勝太郎
(白井)
門脇登

払戻金詳細

単勝 3 200円
複勝 3 110円
1 110円
6 150円
枠連 3-1 240円

備考

今もなお、競馬史上最高の名勝負として語り継がれるレース。

このレースで引退が決まっているトウショウボーイとの対戦で先着はしたことはあるものの、1着にはなったことばないテンポイント。

その雪辱を果たすには、このレースで勝つしかない…

一方のトウショウボーイも、引退レースを花道で飾るために負けられないレース。

お互いの覚悟と意地のぶつかり合いにより、前代未聞のマッチレースが繰り広げられることになりました。

スタートが切られるとトウショウボーイが先頭に立ちますが、すぐさまテンポイントが交わしにかかります。

さらにトウショウボーイが先頭に立とうとすると、またもやテンポイントが交わしにかかり…

両頭のハナの奪い合いが続き、後続を大きく引き離したまま、最後の直線に向かいます。

直線では、まさに2頭の壮絶な叩き合い。

抜きつ抜かれつの展開がゴール前まで続きます。

さらに、残り200m付近で、杉本清アナウンサーの「外から怖い怖いグリーングラス!」という言葉と共に、グリーングラスが一気に急襲。

しかし、グリーングラスは前の2頭に追いつくことはできず。

最後の最後までテンポイントとトウショウボーイの一騎打ちが続き。

2頭の壮絶なマッチレースの結果は、テンポイントがトウショウボーイをわずが3/4馬身おさえての優勝となりました。

レース後の「中山の直線を流星が走りました!テンポイントです!」「負けたトウショウボーイも強かった!」という、杉本清アナウンサーの実況は名文句となっています。

また、盛山毅アナウンサーによる「テンポイント、力でトウショウボーイを、そしてグリーングラスをねじ伏せました!」という実況もよく知られています。

なお、グリーングラスはトウショウボーイから半馬身差の3着で、4着以降は6馬身も差が開くという結果でした。

ちなみに、トウショウボーイ・テンポイント・グリーングラスのTTG3頭がそろい踏みしたレースは、必ずこの3頭が1位~3位を独占しています。