概要
- 競馬場:東京競馬場
- 発走日時:1997年10月26日(日)15時35分
- 距離:2000m
- 天気:晴
- 馬場状態:芝・良
全着順
※馬齢は現在の表記で統一しています。
着順 | 枠番 | 馬番 | 馬名 | 性齢 | 人気 | 斤量 | 騎手 | タイム | 着差 | 上り (推定) |
馬体重 (増減) |
調教師 | 馬主 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 6 | 12 | エアグルーヴ | 牝4 | 2 | 56 | 武豊 | 1:59.0 | 34.7 | 478 (+8) |
伊藤雄二 (栗東) |
ラッキーフィールド | |
2 | 4 | 7 | バブルガムフェロー | 牡4 | 1 | 58 | 岡部幸雄 | 1:59.0 | クビ | 35.1 | 486 (+6) |
藤沢和雄 (美浦) |
社台レースホース |
3 | 1 | 1 | ジェニュイン | 牡5 | 3 | 58 | 田中勝春 | 1:59.9 | 5 | 35.6 | 498 (+6) |
松山康久 (美浦) |
社台レースホース |
4 | 1 | 2 | ロイヤルタッチ | 牡4 | 6 | 58 | 蛯名正義 | 1:59.9 | ハナ | 35.6 | 454 (+6) |
伊藤雄二 (栗東) |
太田美實 |
5 | 4 | 8 | グルメフロンティア | 牡5 | 15 | 58 | 加藤和宏 | 1:59.9 | クビ | 35.7 | 530 (+4) |
田中清隆 (美浦) |
石井政義 |
6 | 5 | 9 | サイレンススズカ | 牡3 | 4 | 56 | 河内洋 | 2:00.0 | クビ | 37.0 | 440 (+2) |
橋田満 (栗東) |
永井啓弐 |
7 | 2 | 3 | マイネルブリッジ | 牡5 | 11 | 58 | 藤原英幸 | 2:00.2 | 1 1/2 | 35.7 | 510 (-4) |
伊藤正徳 (美浦) |
サラブレッドクラブ ・ラフィアン |
8 | 2 | 4 | イナズマタカオー | 牡6 | 14 | 58 | 中舘英二 | 2:00.2 | クビ | 36.4 | 450 (-4) |
音無秀孝 (栗東) |
小島隆男 |
9 | 5 | 10 | ユウトウセイ | 牡7 | 7 | 58 | 四位洋文 | 2:00.3 | クビ | 35.5 | 452 (-6) |
田中章博 (栗東) |
アイテツ |
10 | 6 | 11 | シンカイウン | 牡5 | 5 | 58 | 南井克巳 | 2:00.3 | クビ | 35.8 | 454 (+2) |
二分久男 (栗東) |
林幸雄 |
11 | 8 | 15 | ローゼンカバリー | 牡4 | 10 | 58 | 横山典弘 | 2:00.3 | アタマ | 36.2 | 480 (0) |
鈴木康弘 (美浦) |
社台レースホース |
12 | 3 | 6 | ヤシマソブリン | 牡6 | 9 | 58 | 坂井千明 | 2:00.5 | 3/4 | 36.4 | 468 (0) |
松山康久 (美浦) |
毛利喜昭 |
13 | 7 | 13 | クラウンシチー | 牡7 | 16 | 58 | 後藤浩輝 | 2:00.6 | 3/4 | 36.1 | 494 (+2) |
奥平真治 (美浦) |
友駿ホースクラブ |
14 | 3 | 5 | ホウエイコスモス | 牡6 | 13 | 58 | 吉田豊 | 2:01.3 | 4 | 36.5 | 456 (+4) |
宮徹 (栗東) |
佐橋五十雄 |
15 | 7 | 14 | キングオブダイヤ | 牡5 | 8 | 58 | 柴田善臣 | 2:01.4 | 1/2 | 37.0 | 472 (+2) |
清水利章 (美浦) |
石下年安 |
16 | 8 | 16 | エムアイブラン | 牡5 | 12 | 58 | 小池隆生 | 2:01.7 | 1 3/4 | 36.7 | 452 (0) |
伊藤修司 (栗東) |
稲見豊 |
払戻金詳細
単勝 | 12 | 400円 | 2番人気 |
複勝 | 12 | 130円 | 2番人気 |
7 | 100円 | 1番人気 | |
1 | 180円 | 3番人気 | |
枠連 | 4-6 | 250円 | 1番人気 |
馬連 | 7-12 | 290円 | 1番人気 |
備考・感想
有力視されていたサクラローレルとマヤノトップガンが共に故障で引退。
代わって、前年の覇者であり、前走毎日王冠を勝利したバブルガムフェローが1番人気に支持されました。
骨折からの休養明けで、重賞2連勝中のエアグルーヴが2番人気と続きました。
レースは、いつものようにサイレンススズカが逃げ、バブルガムフェローが3番手あたり、エアグルーヴがその少し後ろ5~6番手につける形で進みます。
最終コーナーに入るまで、サイレンススズカは後続を10馬身ほど引き離す大逃げ。
直線に入ってもサイレンススズカは逃げ粘ります。
しかし、外からバブルガムフェローとエアグルーヴが猛追。
2頭がサイレンススズカを抜き去り、両頭が馬体を併せての叩き合いとなります。
そして、この壮絶な一騎打ちを制しのは、エアグルーヴでした。
牝馬による天皇賞(秋)の優勝は、プリティキャスト以来となる17年ぶり。
歴史的な偉業を成し遂げました。
さて、余談になりますが。
実は、このレース、私は当時の大学の友人たちと一緒に、東京競馬場で生で観戦しました。
ゴールの真ん前に陣取るくらいの熱の入れよう。
私はエアグルーヴが大好きだったので、エアグルーヴを必死で応援しましたね。
友人は私と同じくエアグルーヴを応援する者が3人、ジェニュインを応援する者が1人、という感じだったと思います。
で、レースは、サイレンススズカが大逃げしましたよね。
大ケヤキのあたりでも、サイレンススズカが2番手以降を大きく引き離していたので、正直あせりました。
このときは、いつぞやのハギノカムイオーを思い出しましたが。
友人たちも、サイレンススズカが逃げ切るかもしれないと思ったようです。
でも、少しずつリードが縮まって、最終コーナーから直線に入る辺りで、エアグルーヴが大まくりしているのが見えたんですよ。
それで、思いっきり、友人たちに「あ、大丈夫!来てる!来てる!」と叫びました(笑)
そして、バブルガムフェローとの競り合いを制して優勝!
いや~、ほんと、うれしかったですね。
友人と抱き合って喜びました。
で、そのあとは、お決まりの「ゆたか」コール!
大声で「ゆたか!ゆたか!」と叫んだのですが。
そのコールに武豊騎手がガッツポーズしてくれたんですよ。
武騎手が振り向いた、ちょうどその目の前に私がいました。
なので、私のコールに武騎手が反応してくれたのだと。
まあ、そんなことを言っても、友人たちは「そんなこと、あるわけない」と一蹴するわけですが(汗)
ともあれ、その日は1日ず~と浮かれモードでしたが、今でも古き良き思い出となっています。