概要

  • 競馬場:東京競馬場
  • 発走日時:1989年11月26日(日)15時20分
  • 距離:2400m
  • 天気:晴
  • 馬場状態:芝・良

全着順

※馬齢は現在の表記で統一しています。

着順 枠番 馬番 馬名 性齢 人気 斤量 騎手 タイム 着差 上り
(推定)
馬体重
(増減)
調教師 馬主
1 2 2 ホーリックス 牝6 9 55 L.A.オサリバン 2:22.2 (レコード) 47.9 492
(0)
L.A.オサリバン G.W.ド・グルシー
2 2 3 オグリキャップ 牡4 2 57 南井克巳 2:22.2 クビ 47.6 496
(0)
瀬戸口勉
(栗東)
近藤俊典
3 8 14 ペイザバトラー 牡5 6 57 C.マッキャロン 2:22.7 3 47.2 460
(0)
R.フランケル
(米国)
早田光一郎
4 4 6 スーパークリーク 牡4 1 57 武豊 2:22.7 クビ 48.1 524
(+4)
伊藤修司
(栗東)
木倉誠
5 5 8 ホークスター 牡3 3 55 R.ベイズ 2:22.9 1 48.8 472
(0)
R.マッカナリー
(米国)
J.S.メレディス
6 3 4 イブンベイ 牡5 4 57 R.クィン 2:23.2 2 49.1 522
(0)
P.コール
(英国)
ファハド・サルマン
7 4 7 ランニングフリー 牡6 15 57 菅原泰夫 2:23.3 クビ 48.2 452
(+2)
本郷一彦
(栗東)
藤島泰輔
8 5 9 キリパワー 牡4 11 57 柴田善臣 2:23.5 1 47.1 482
(+2)
清水利章
(栗東)
本桐牧場
9 6 10 レッシュボイス 牡6 14 57 的場均 2:23.5 ハナ 47.7 464
(-6)
境直行
(栗東)
円城和男
10 1 1 トップサンライズ 牡4 10 57 F.ヘッド 2:23.5 ハナ 47.1 484
(0)
A.ファーブル
(仏国)
チャールズ・
シュミット
11 7 12 イナリワン 牡5 8 57 柴田政人 2:23.8 2 48.4 446
(+2)
鈴木清
(栗東)
保手浜弘規
12 8 15 アサティス 牡4 5 57 R.コクレーン 2:24.0 1 48.7 496
(0)
G.ハーウッド
(英国)
原田享
13 3 5 バンブーメモリー 牡4 13 57 松永昌博 2:24.2 1 1/2 48.9 500
(0)
武邦彦
(栗東)
竹田辰一
14 6 11 キャロルハウス 牡4 7 57 M.J.キネーン 2:24.9 4 50.0 504
(0)
M.ジャービス
(英国)
吉田善哉
15 7 13 ロジータ 牝3 12 53 野崎武司 2:26.9 大差 50.8 456
(+4)
福島幸三
(川崎)
加藤富保

払戻金詳細

単勝 2 1,990円 9番人気
複勝 2 590円 9番人気
3 210円 2番人気
14 260円 3番人気
枠連 2-2 6,760円 25番人気

備考

前走天皇賞(秋)を勝利したスーパークリークが1番人気。

マイルチャンピオンシップを制して連闘で臨んだオグリキャップが2番人気。

当時、芝・2400mのレコードホルダーであったアメリカのホークスターが3番人気と続きました。

さらには、この年の凱旋門賞馬キャロルハウス、オイロパ賞を勝利したイブンベイ、前年の覇者であるペイザバトラーも再び参戦し、豪華な顔ぶれとなりました。

しかし、レースは意外な展開を見せます。

いつものようにホークスターが逃げようとしますが、イブンベイがハナを奪い先頭を譲ろうとしないため、ホークスターは2番手。

イブンベイが暴走した形で逃げたため、とんでもない超ハイペースとなります。

  • 1600m通過タイム→「1:34.1」当時の安田記念レコードより0.1秒速い
  • 1800m通過タイム→「1:45.8」当時の日本レコード
  • 2000m通過タイム→「1:58.0」当時の東京競馬場レコード
  • 2200m通過タイム→当時の日本レコード

直線に入り、イブンベイは粘りますが、さすがに逃げつぶれて失速。

代わって、先頭に躍り出たのはホーリックス。

馬群の真ん中から鋭く伸びて、ゴールを目指します。

そこへ急襲してきたのが、オグリキャップ。

ホーリックスとの差をぐんぐん縮めて、猛追します。

実況の大川和彦アナウンサーが「オグリキャップがんばれ!オグリキャップがんばれ!」と連呼しますが。

結局、クビ差届かず、ホーリックスが1着でゴールインし優勝しました。

勝ちタイムは、2分22秒2という驚異的な世界レコードとなりました。

いつものように、私もテレビで観ていましたが、大川さんのエールに合わせて「がんばれ~!」と応援していましたね(笑)

レースが終わったときは、興奮しすぎた反動で、ちょっと呆然としてしまいました。

さて、このレースは、先述のように超ハイペースとなりましたが。

騎手の間でもかなり戸惑いがあったそうです。

南井騎手だったか、柴田騎手だったか、忘れたのですが、道中このペースで進んでよいのだろうか?と不安があったと語っていました。

途中のタイムは当時のレコードをほとんど更新していますからね。

レースを進めている間、騎手が皆異様な雰囲気に包まれていたという話でした。