概要

  • 競馬場:京都競馬場
  • 発走日時:1983年11月13日(日)15時35分
  • 距離:3000m
  • 天気:曇
  • 馬場状態:芝・良

全着順

※馬齢は現在の表記で統一しています。

着順 枠番 馬番 馬名 性齢 人気 斤量 騎手 タイム 着差 馬体重 調教師 馬主
1 4 9 ミスターシービー 牡3 1 57 吉永正人 3:08.1 462 松山康久
(美浦)
千明牧場
2 7 16 ビンゴカンタ 牡3 3 57 岡部幸雄 3:08.6 3 442 鈴木清
(美浦)
(有)芦屋
3 7 17 シンブラウン 牡3 14 57 岩元市三 3:08.6 ハナ 458 布施正
(栗東)
林幸雄
4 3 7 リードホーユー 牡3 5 57 田島良保 3:08.7 3/4 520 服部正利
(栗東)
熊本芳雄
5 5 10 ダイゼンキング 牡3 6 57 田原成貴 3:09.4 4 500 中村好夫
(栗東)
大塚弘美
6 6 14 ヤマノテスコ 牡3 12 57 武邦彦 3:09.4 ハナ 512 武田作十郎
(栗東)
山住知平
7 1 2 チヨノカチドキ 牡3 21 57 猿橋重利 3:09.5 クビ 464 安藤正敏
(栗東)
初田豊
8 8 19 バンブトンゲート 牡3 17 57 伊藤清章 3:09.6 1/2 500 伊藤修司
(栗東)
樋口正蔵
9 3 8 ウメノシンオー 牡3 10 57 増沢末夫 3:09.7 3/4 500 古賀一隆
(美浦)
梅崎敏則
10 2 5 マンノタロ 牡3 4 57 河内洋 3:09.8 3/4 500 武田作十郎
(栗東)
萬野克彦
11 6 15 ブルーダーバン 牡3 13 57 柴田政人 3:10.2 2 1/2 506 二本柳俊夫
(美浦)
福島徳佑
12 5 11 ワイドオー 牡3 7 57 川端義雄 3:10.2 アタマ 458 内藤繁春
(栗東)
阪口揚蔵
13 8 21 ワンアイドダイナ 牡3 19 57 田島信行 3:10.2 アタマ 448 服部正利
(栗東)
(有)社台レースホース
14 6 13 ウインディシャダイ 牡3 9 57 加藤和宏 3:10.4 1 1/4 440 二本柳俊夫
(美浦)
吉田善哉
15 3 6 ルーキーオー 牡3 20 57 南井克巳 3:10.6 1 1/4 464 中村好夫
(栗東)
望月篤
16 2 3 タマモコンコルド 牡3 18 57 村本善之 3:10.9 1 3/4 494 吉永猛
(栗東)
三野道夫
17 5 12 ドウカンヤシマ 牡3 8 57 大塚栄三郎 3:11.6 4 468 田中朋次郎
(美浦)
新井興業株式会社
18 1 1 アテイスポート 牡3 15 57 菅原泰夫 3:11.7 1/2 452 野平好男
(美浦)
(有)ターフ・スポート
19 8 20 ヤマトストリーム 牡3 16 57 松田幸春 3:11.9 1 1/4 482 大久保正陽
(栗東)
巽熊一
20 7 18 カツラギエース 牡3 2 57 西浦勝一 3:12.6 4 494 土門一美
(栗東)
野出一三
21 2 4 アスコットエイト 牡3 11 57 五十嵐忠男 3:16.2 大差 498 清水久雄
(栗東)
淀牧場株式会社

払戻金詳細

単勝 9 210円
複勝 9 140円
16 250円
17 720円
枠連 4-7 400円

備考

ミスターシービーのクラシック3冠がかかった菊花賞。

ミスターシービーは1番人気に支持されましたが、前走の京都新聞杯で4着と初めて連を外し、また父のトウショウボーイが長距離で苦戦したこともあり、3000mという距離が不安視されました。

いざ、レースが始まり、ゲートが開かれると。

ミスターシービーはいつものように最後方に位置取り、レースを進めます。

この姿に対して、場内から大きなどよめきが起こります。

そのまましばらく、ミスターシービーはしんがりからレースを進めていきますが…

第3コーナーの上り坂からスパートをかけるかのように、一気に先行する馬を抜いていきます。

ここで加速すると、最終コーナーの下り坂で大きな負担がかかるため、ゆっくりと上り、ゆっくりと下ることがセオリーとされているのですが…

まさかの状況に、場内からはまたもや大きなどよめきが起こり、関西テレビの競馬実況を務めていた杉本清アナウンサーも

「おーと、青い帽子が行った!行った!」

「坂の手前で仕掛けたぞ、吉永!」

「この坂をどう下るのか?」

と驚きをあらわにして、実況しました。

ちなみにですが、坂の手前で仕掛けたことで、ミスターシービーを管理していた調教師の松山康久さんは「何をしているんだ!」と驚き、思わずその場で立ち上がったという話が残っています。

しかし、ミスターシービーはスピードをゆるめることなく、最終コーナーでは先頭に立ち、そのまま一気にラストスパート!

「ミスターシービー、逃げる!逃げる!」

「19年ぶりの3冠か!?」

という杉本アナの実況のもと、ミスターシービーは1着でゴールイン!

「19年ぶりの3冠達成!!!」

こうして、シンザン以来となる19年ぶりのクラシック3冠馬が誕生しました。